渓谷と轟音と私

2018.10.11

日付が変わってしまいましたが、水曜担当の上堂です。
0時は24時とも呼べるので、まだ大丈夫!
……という屁理屈のもと、スマホに入っていた美しい風景写真をもとに
水曜分のブログを書きたいと思います。



子供の頃、私は洗面台の栓を抜いた時に
水が流れていく「ゴォー」という轟音をやたらと怖がったらしいのです。
怖がっている私の姿を見た母は、なぜか上機嫌。
何故!?と思っていると、
以下のような理由がありました。

まだ私が母のお腹にいた当時、
母は父と連れ立って、写真のような渓谷へ
デ~トに行ったらしいのです。
で、足場の悪いところを歩いていた母は
うっかり足を滑らせてしまったのだとか。
お腹に赤子がいることもあって、ヒヤッとしたそうです。

……で、母いわく、当時の私は
お腹の中で母と同じようにヒヤッとしていたのだろうと。
つまり私が水の轟音を怖がるのは、胎内の記憶が残っているためだろうと。
ロマンがあるのかないのかはわかりませんが、
母にとってはテンションの上がる現象のようです。
でも子供が怖がっているんだから、喜ばないでほしい(笑)

さらにこの話には続きがありました。
身重なのに、川で足を滑らせてヒヤッとした母。
そこで父が「大丈夫か?」と支えてくれたのだそうです。
そのときの父は、とっても頼もしかったのだとか。

ハ~~~ン!! オチはのろけ話でした!!

渓谷を見ると、私はいまだにその話を思い出すのです。