シンプル映画劇場 vol.14「クリード 炎の宿敵」

2019.01.15

火曜日、映画担当の松原です。

今週は、先週金曜から公開されました「クリード 炎の宿敵」です。
2015年に公開された「クリード チャンプを継ぐ男」の続編となります。

ご存じない方に説明しますと、この作品はあの「ロッキー」シリーズのスピンオフでして
その中に登場する、アポロ・クリードという黒人ボクサーの息子アドニス・クリードが主役の映画です。
ちなみに、ロッキーは、そのアドニス・クリードのトレーナーをしています。

今作を観るに当って前作を観て欲しいのはもちろんなんですが、
できたら「ロッキー4/炎の友情」をご覧いただいほうがより楽しめると思います。
アドニスの対戦相手が、「炎の友情」に出ていたロシア人ボクサー、イワン・ドラゴの息子が対戦相手で、
イワン・ドラゴとは「炎の友情」で、アドニスの父が対戦した相手でして、かなり因縁のある相手になる訳です。
なので、「炎の友情」を観ると観ないとではかなり印象が違ってくると思います。
もちろん観てなくても大丈夫な作りになっていますので、ご安心を!

ロッキーと聞いたら、あの音楽や、激しいボクシングの試合と特訓、熱い男の友情的な映画かと思われがちですが、
それだけで無く、親と子、そして家族の物語が中心となっているので、以外と観やすいと思います。
それに王道的なストーリーですので、深く考えずに観てください!

あと注目していただきたいのは、シルヴェスター・スタローンですよ!72歳ですって!
前作の演技が評判よくて、2016年の第73回ゴールデングローブ賞では助演男優賞を受賞しました。
あのスタローンがですよ!ランボーですよ!
ロッキーの第1作ではアカデミー主演男優賞にノミネートはされていましたが、
その後は、「最低」の映画を決める「ゴールデンラズベリー賞」の常連だったのに・・・
しかし、今作も存在感バッチリで、声を聞いただけで安心できるし、姿を見るだけでうれしくなっちゃいましたね!
まさかスタローンの演技で涙する日が来るとは・・・・

もう一つ注目して欲しいのは、ロッキーのテーマ曲です。
誰もが知っているのあの曲が、今作もここぞというタイミングで流れます!
鐘の音が聞こえた瞬間ゾクゾク。そして、テンション上がります!!
曲の力のスゴさを思い知らされました!
世代的にそう感じるのかもしれませんが・・・

僕も40歳過ぎて、涙腺が緩くなったのか、結構、感動して涙が流れました。
試合のシーンも興奮しますし、先にも書きましたが、王道的なストーリーなので
変に構えずに、ストレートな物語を全身で受けてノックアウトされてください!
新年一発目に観る映画としては、ホントにオススメです。
(先週の「暁に祈れ」は昨年末に観ました)

では また次回!